INTERVIEW

取材局取材2部
業務記者/2019年入社
赤間 大祐

記事執筆からイベントの企画までこなす業務記者の仕事

政治や経済に影響を与える金融について、
全国を舞台に取材できる

卒論でメディアについて取り上げており、「名刺一つでいろいろな人から話を聞けるのは面白そうだ」と、新聞記者という仕事に興味を持ちました。就職活動では地方紙やスポーツ紙も含め、記者職を募集している企業を検討。最終的に当社を選んだ理由としては、金融を専門に扱っていること、主要な記者クラブに所属していること、全国の地域経済について取材できることの3つがポイントとなりました。当時は金融について漠然とした理解しかありませんでしたが、政治や経済と密接な金融は好奇心を刺激してくれそうなテーマだと感じました。

金融知識ゼロからでも、
仕事を通じて専門知識が身につく

入社した時点では金融に関する知識はほぼゼロの状態だったため、まずは先輩の指導のもと、金融についての知識を身につけるところからスタートしました。金融の用語集を読み込んだり、金融機関のディスクロージャーや決算書の読み方を学んだりしていました。一番の教材になったのはニッキンの紙面と先輩記者たちです。記事をスクラップして自分なりの所見を書いたり、先輩記者の取材に同行したりすることで金融業界の仕組みを理解していきました。2年目には山梨県の担当を任せてもらうようになり、3年目からは長野県も担当しています。

金融機関と日々情報交換を行い、
月間20〜40本の記事を執筆

業務記者として山梨県と長野県を担当しています。取材先となるのは、地銀、証券会社、信金、信組、労金、農協、日銀事務所、財務省支部局など。毎週、各金融機関の役員や担当職員と面談して情報交換し、そこで得た情報をもとに記事を執筆しています。基本的には金融機関の本店を訪問して取材しますが、コロナ禍の現在はWEBを通じて情報交換することが多いです。また、各金融機関の取り組みの様子を知るために、支店を取材することもあります。担当する金融機関の動向は毎日チェックし、月間20~40本ほどの記事を執筆しています。

「記者」という枠に囚われない、
幅広い仕事を手がけられる

業務記者のもう一つの役割が、ニッキンの購読者を募集するという営業活動です。ニッキンの購読者は金融機関の行職員なので、取材の流れのなかで購読を案内することができます。ダイレクトに購読を案内する以外に、人事担当者に「ニッキンを使った新人職員向けの研修を提案する」というアプローチも可能です。そのほか、金融機関向けのサービスを提供している企業に対して、ニッキン紙面の広告枠や当社が主催するイベントへの出展枠を販売することもできます。記者という枠に囚われない仕事ができるのが、業務記者の面白いところです。

取材の際に心がけているのは、
事前準備と臨機応変な対応

「これを聞いておけば良かった」と後悔しないように、取材する際には事前準備を大切にしています。金融機関の行職員も業務があるなかで取材に応じてくれているので、「聞きそびれたら、あとから電話で確認すれば良い」という考えはNG。取材テーマに関する基礎知識や業界のトレンドはしっかりと頭に入れ、あらかじめ記事の出来上がりをイメージし、質問を整理した上で取材に臨むようにしています。もっとも、事前のイメージにこだわりすぎると取材中に出てきた興味深いネタを深掘りできなくなってしまうため、臨機応変な対応は重要です。

金融機関にとって役立つ情報を、
記事を通じてシェアする

とある金融機関の方と情報交換をした際に、「行員向けに新しい研修を企画している」という話が出たことがあります。詳しく聞いてみると、トップの戦略を一般行員にも自分のこととして考えてもらうために行う研修とのこと。企画している研修の中身が、これまでにないような変わったものであり、「これは面白そうだ」ということで記事にさせてもらいました。その記事が紙面に載ると、他の金融機関から「この記事の内容について詳しく教えてほしい」という問い合わせが殺到。記事を通じて金融機関の役に立つことの喜びを実感しました。

裁量を任され、
やりたいことを主体的に実現していける仕事環境

ニッキンは取材先の方々が読者でもあります。それゆえ、記者と読者との距離が近く、日常の仕事のなかで「この前の記事読んだよ」「今度はこの取り組みを記事にしてよ」といった反響を直接聞けるのが嬉しいところ。記事を通じて各金融機関の課題や取り組みを共有し、業界の発展に貢献できることにやりがいを感じます。また、業務記者には広告やイベントを自分で企画できるという面白さもあります。最近では同僚と一緒に地方創生に関するフォーラムを企画・開催しましたが、やりたいことを実現できる裁量の大きさもこの仕事の魅力です。

金融界のダイナミックな変化を
最前線で目撃する面白さ

金融について深く掘り下げられるのは専門紙ならでは。入社前は金融機関について「お金を預けたり借りたりするところ」という程度の認識しかなかったのですが、実際には地域の中小企業の販路拡大や事業継承の支援なども手がけています。近年ではさらに地域商社の推進やフィンテック事業にも取り組んでいるほか、合併や経営統合などの形で再編も進んでおり、金融界はまさに激動の最中にあるといっても過言ではありません。そのような業界の動向を最前線で取材し、金融機関を支援していけるのは、当社のビジネスの魅力であると思います。

新たに始まったニッキンONLINEで、
質と速報性の両立した報道を目指す

入社当初に比べると、金融機関の課題を俯瞰して捉えられるようになった点は成長したところだと感じています。扱うテーマについてより踏み込んだ記事が書けるようになり、経済の流れも読めるようになってきました。ニッキンは週刊で発行している新聞ですが、21年10月からニッキンONLINEがスタートし、速報性のあるニュースも取り扱えるようになりました。今の目標は記事の質と速報性を両立できるようになること。また、イベントの企画にも引き続き積極的に取り組み、金融業界、ひいては地域の発展に寄与していきたいと思います。

金融機関の支援を通じ、
地域の発展に貢献していける仕事

文章力や金融の知識は入社後に先輩記者がしっかりと指導してくれるので、そこに不安を感じる必要はありません。それよりも大切なのは、「地域の発展に貢献したい」という想いであると考えます。金融業界には課題もたくさんありますが、日本経済を支えているのは間違いなく地域の金融機関です。地域経済を盛り上げようと奮闘する方たちに話を聞き、取り組みを記事にすることでその方たちの活動を支援するのがニッキンの役割。金融業界の動向を最前線で取材できるのはニッキンだけです。好奇心もやりがいも満たせる仕事が当社にはあります。

RECRUIT

ニッキンでは記事の取材・執筆をはじめ、購読者の募集、セミナーを通じた金融機関支援などに携わる、業務記者を募集しています。入社時点で金融に関する知識は問いません。大切なのは「地域を元気にしたい」という想い。皆様からの応募をお待ちしています。

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