INTERVIEW

編集局取材6部
専担記者/2009年入社
池上 喜康

金融行政などの大きなテーマを取り扱う専担記者の仕事

下積みに時間を費やすことなく、
早い段階から第一線で活躍したい

もともとスポーツ記事を読むことが好きだったため、就職活動を始めた当初はスポーツ記者志望でした。しかしながら、なかなか内定を得られず、どうしようかと思案していたときに、就活について相談していた大手新聞の金融担当記者の方からニッキンを勧められました。最終的に当社を就職先として選んだのは、早い段階から活躍できると聞いたからです。大企業で何年も下積みをするよりは、規模は小さくとも早くから第一線で働ける環境に身を置きたいと考えていたので、金融の知識はありませんでしたが、当社で働いてみようと思いました。

入社後すぐに記者会見に参加するなど、
取材活動をスタート

入社後は鹿児島支局に配属となりました。鹿児島支局は全国で最小の拠点で、メンバーは支局長と事務職の女性と私の3名のみ。そういった事情も相まって早くからたくさんの実践経験を積むことができました。入社した4月から一人で取材に出ており、着任早々参加した記者会見では、「新聞記者ってこんな感じなのか」と、他紙の記者のやりとりを観察していました。鹿児島支局には2年おり、その後は名古屋支局で3年、本社で4年、業務記者として仕事をしてきました。2018年からは編集局の所属となり、編集専担記者として働いています。

日本を動かす金融行政の中心で
ビッグニュースを追いかける

専担記者として仕事をしていますが、業務記者との違いは営業活動は行わず、取材・執筆に特化しているところ。担当するテーマも異なり、専担記者は地域ごとの金融機関を担当するのではなく、より大きなテーマで取材を行っています。私が担当しているのは金融庁、財務省、経済産業省、環境省といった中央省庁。普段はだいたい金融庁の記者クラブで仕事をしています。金融に関する施策を広くカバーし、新聞の顔となる記事(一面など)を出稿するのが私の役割。金融庁の担当はある意味花形のポジションであり、入社以来の憧れでもありました。

踏み込んだ記事を書くために
重要なのは幅広い人脈づくり

仕事で大切にしているのは“人脈”です。一般紙より踏み込んだ記事が専門紙に期待されていることであり、それに応えるにはプレスリリースの背後にある意図を掘り下げることが必要となります。そこで重要になってくるのが、それぞれの組織の内部にいる方たちとの関係性です。各組織のなかで囁かれている噂話が取材の起点になるのはよくあること。ですから、取材を通じて知り合った官公庁の職員や銀行員、アナリスト、シンクタンクの職員、政治家といった方々とは、まめに連絡を取り合い、積極的に情報交換の機会を持つようにしています。

さまざまな取材先をカバーするため、
知識を増やす努力は欠かせない

中央省庁を担当している今が一番大変かもしれません。というのも、他紙では省庁ごとに担当記者がわかれているのですが、ニッキンでは複数の省庁を同じ記者がカバーしています。私は金融庁、財務省、経産省、環境省をまたがって取材するため、銀行の知識だけでなく、保険、証券、仮想通貨、キャッシュレス決済、ESG等々、金融行政に関する事象全般の知識が必要となり、専担記者になってから勉強する時間が増えました。電車で移動しているときは、もっぱら本や各種報告書を読み込んで、少しでも多くの知識を蓄えるようにしています。

金融機関の新しいトレンドを
他紙に先駆けて報道することに成功

2年目のときに、担当していた信金の方から「中国の地方都市銀行と協定を結ぶ」という話を聞きました。信金は地域内で銀行業務を展開するのが一般的であり、海外銀行と協定を結ぶというのはピンときません。詳しく聞いてみると、地元企業の中国進出を支援することがその目的とのこと。私は他紙に先駆けてこの取り組みについて報じ、他紙がニッキンを後追いするという状況を作ることができました。今でこそ信金による海外進出支援は珍しくありませんが、そのトレンドの始まりをいち早く記事にできたことは、印象に残る成功体験となっています。

名刺1枚で要人から話を聞き、
世の中にインパクトを与える報道ができる

読者から「記事が面白かった/参考になった」などの反響が寄せられたり、他メディアが自分の記事を後追いしていたりすると嬉しいです。また、中央省庁という記者にとって花形の舞台で、他紙の記者たちとしのぎを削れる点もやりがいになっています。週刊のニッキンは速報性という面では他紙に比べて不利なところもありますが、専門知識に裏打ちされた記事は業界関係者から高く評価されています。何より、名刺一枚で要人に取材でき、世の中にインパクトを与えるような報道ができるのは、記者という仕事の醍醐味といえるでしょう。

若手であっても特集記事を企画し、
自らの問題意識をかたちにできる

金融は経済の血液といわれるだけあって、あらゆる産業に関わっています。ですから、自分の問題意識や工夫次第で、取材できる範囲はいくらでも広げることが可能です。社風としても「気になることを取材していいよ」という感じなので、自らの裁量で取材活動を進めていけます。また、ストレートニュース以外に、ある一つのテーマを掘り下げた特集記事を企画することもでき、若手であっても提案すれば採用してもらえるケースは多いです。組織の規模が大きすぎないということもあり、一人ひとりが主体的に仕事に取り組める環境となっています。

一流シェフが作る料理のような、
良質な記事を届けていきたい

入社当初からすると知識量や文章力はだいぶ向上したと思います。先日、新人時代に書いた記事を読み返したら、直したいところだらけでした(笑)。今後はさらに取材力・文章力を磨き、読者に「こういう視点もあるんだ」という気づきを与えられるような記事を書けるようになりたいです。記者の仕事というのは、料理人の仕事に似ていると感じます。取材は“食材の仕入れ”で、執筆は“調理”みたいなものだな、と。新鮮な食材を仕入れ、その食材の味を最大限に引き出す調理をする、そんな風に取材・執筆に取り組んでいきたいと思います。

金融知識がなくともOK、
どんなタイプでも個性を生かして活躍できる

「金融は難しい」というイメージを抱いている人もいると思います。確かにそういう面もあるのですが、当社で働くにあたっては、入社する時点で専門知識がなくとも問題ありません。学ぶ気持ちさえあれば、仕事を通じて知識は身に付きます。金融は奥が深い、魅力的なテーマ。学べば学ぶほど面白くなってくるはずです。当社にはキーパーソンに食い込むのがうまい記者もいれば、トレンドを捉えることに長けた記者もいます。どんなタイプの人も自分に合ったスタイルで活躍していけるので、金融に興味があるならチャレンジしてほしいと思います。

RECRUIT

ニッキンでは記事の取材・執筆をはじめ、購読者の募集、セミナーを通じた金融機関支援などに携わる、業務記者を募集しています。入社時点で金融に関する知識は問いません。大切なのは「地域を元気にしたい」という想い。皆様からの応募をお待ちしています。

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